カテゴリ:結婚準備( 27 )


巨大タコに腰をギュウギュウ締め付けられている夢を
見て目覚めた。腰が痛い。
それから1時間ほど、いつもどおり断続的な痛みが続く。
また前駆陣痛かぁ、と残念に思いながらお手洗いに立った
ところ、少量の出血が。
これがおしるしってやつか!と感激した。

おしるし とは、子宮が緊縮して卵膜がはがれることに伴う
出血のことらしく、お産の近いサインだとか。

腹部の痛みや耐え難い腰痛に悩まされること数週間。
もう一分一秒も早く産んでしまいたい。
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新生児用の肌着を購入した。
肌着のあまりの小ささになぜか涙ぐんでしまった。
新生児用なので、小さくて当たり前なのだが。

これを着た赤子が成長し、
「ちょっとお母さんシッカリシテヨ!」
なんて言うようになるのだろうかと想像しては
しみじみとする。

そんな私のセンチメンタリズムを知ってか知らでか、
胎児は今日もお腹の中でキック&パンチを繰り出している。
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結婚式の受付を、姉にお願いした。
結婚式が終わってから、姉が
「ゆう子、向こう方に辣腕のおばちゃんがおったぞ」
と目を見張っている。
新郎方のおばちゃんが、受付を仕切りまくっていた
らしい。

そこで後日、新郎のご両親に
「受付がそちらのご親戚の方にお世話になりまして・・・」
とお礼を言ったところ、
「え、あれ久保さんとこのご親戚かとばかり・・・」
との返事。

みんなの頭に「?」が点灯した。
どう見ても列席者の服装で、結婚式場の方ではなかったし・・・

あのおばちゃんは、一体誰だったのだろう。
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披露宴の司会は、義兄にしていただいた。
義兄は司会の経験がなかったにもかかわらず、快く引き受けて
くださり、感謝することしきりであった。

義兄はコテコテの大阪人で、普段はコテコテの大阪弁を使って
いる。だが、披露宴では標準語を操っていたのが新鮮だった。
「お祝いの言葉をたまわりありがとうございました」
と、これだけのフレーズを標準語のイントネーションで喋るだけで
別人かのように錯覚する。

披露宴が終わってから、
「おつかれさま~。おめでと~。」
と大阪弁に戻った義兄。
なんだか安心した。
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結婚式では、朝から母が泣き通しだった。

母は、姉や私がまだ小学校に上がる前から、
「お母さんはな、あんたらを大学にやって、お嫁にやるために
 働きやんねで」
と口癖のように言っていた。
姉は3年前に結婚し、そして今回私が結婚式を迎えたということで、
感慨もひとしおだったのだろう。

このように、ただでさえ新婦の家族は結婚式では気分が泣きモード
に入りがちだ。そこに、カウンターパンチを与えてしまったものがある。
Sandy Lam(林憶蓮) の曲である。

和装の後、洋装に色直ししたのだが、その入場の時にSandy Lam
の曲をかけた。
父と母は、色直しした私を見て胸に迫るものがあったばかりか、
この曲を聴いて余計に泣けたらしい。
後で姉が 「あの曲はアカン!」 と目を赤くして言っていた。
気に入らなかったのかと思いきや、そうではなく、ただでさえ寂しい
気持ちを曲が煽ったのだそうだ。

ちなみに、この時かけたのはSandy Lamの
「屬于我」 と 「等你說愛我」 の二曲だった。

選ぶときは、歌詞と曲の雰囲気で
「これ、ええんちゃう」
と案外いい加減に決めたのだが、音楽がこれほど威力を発揮するとは
思わなかった。
お陰で私ももらい泣きしてパンダ目になってしまった。
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結婚式では、白無垢・色打ち掛け・白ドレス の三着を着た。
驚いたのは、白無垢の重さ。歩くときは、両方の袖を片手の
親指と人差し指ではさみ持つのだが、あまりの重さに、手が
ブルブルと震える。
だが、記念写真を撮るときは眉根に皺を寄せてはなるまいと
ニッコリ。

和装から白ドレスに着替えたときは、文字通り肩の荷がおりた。
ドレスが大きいので、姉から借りたでっかい腹巻き状のものを
身体に巻き付けた。しかも二枚重ね。
お陰でドレスはピッタリになったが、困ったことが一つだけあった。

高砂に座って無心に好物の茶碗蒸しを貪っていると、
姉がやってきて
「ゆう子、見えとる、見えとる!」
俯いてみると、ドレスの胸元から肉色の腹巻きがコンニチワして
いるではないか。ありゃりゃ。

ソワソワとドレスを直しながらも茶碗蒸しを頬ばる。
腹巻きが見えてしまっても、茶碗蒸しを平らげることができて
非常に満足だった。
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11月22日は 「いい夫婦の日」 だそうだ。
縁起がいいので、この日に入籍しようということになった。
だが、区役所に行って驚いた。

戸籍謄本が要るというのである。

ドラマなどでは、サインしてハンコ押して 
「これで夫婦ね!」
なんてやっているが、あんなことはあり得ないのである。

また一つ勉強になった。
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結婚式が終わった。
準備は大変だったが、やって非常によかったと思う。
だからといってもう一度やりたい、とは思わないが。

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持ち帰ったブーケ。
花瓶がないので、炊飯器の釜に活けた。
きれ~い
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結婚式で出す食事のメニュー、表記が面白い。

有名なのでは「するめ」が「寿留女」となっており、
「カジキ」は「家事喜」、「蛸」は「多幸」。
そして「御焼き物」は「御家喜物」。

このおやじギャク的センスにぐっときた。
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席次表を作成した。
新郎が凝り性で、席次表にごあいさつ・自己紹介からメニュー表
まですべてを盛り込みたいといいはじめた。

今日夕方に席次表を式場に提出予定なのに、午後から自己紹介
用の写真をデジカメで撮り、パソコンで加工してプリンタで出す。
50部を出すのだから、かなりの時間を要した。
印刷ほやほやのそれらを抱えて結婚式場にかけこむ。

式場料金等も同時に支払い、一安心。
しかしまだ、式を待つのみということにはならない。
これから更に細々とした調整が必要らしい。
しばらくこの気ぜわしい状態が続きそうだ。
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