2005年 07月 31日 ( 1 )


フランソワーズ・サガン の 『悲しみよこんにちは』 を読んだ。

17才の少女の夏休みの物語だ。
普段パリで過ごす少女が、父とその愛人との三人で避暑地を訪れ、
夏休みを満喫している。そこに父の古い女友達が訪れたことにより
三人の生活は激変していく。

無邪気な主人公の少女は、父の古い女友達の訪問によって引き
起こされた生活の変化のために、精神的にどんどん成長する。
もとの生活を取り戻そうと少女は謀略を練るが、その結果相手に
大きな打撃を与えてしまった上、予期していなかった悲惨な結末
を迎えるに至り、後悔する。
その過程の心理描写は、読んでいて非常に興味深い。

だが、主人公の少女の葛藤があまり詳細には描かれていないため、
なんとなく物足りなさも感じた。
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