料理教室


料理教室に通っている。 通っているといっても、月1回
程度だが。

4人1組の班になり調理するのだが、初対面に等しい
人間同士なので、お互い過剰な気遣いをしながらの
工程となる。

「この工程は、順序からいえばあの人にお願いするのが
妥当だけど、ちょっと厄介だから自分がやったほうが
ありがたがられるかな。でも面倒。向こうが気づいて
声をかけてくれないかな」

「肉、もう勝手に焼いてしまいたいけど、あの人が
下ごしらえしたから、ひょっとして自分で焼きたいかな。
でも 肉焼きますか? って聞くのもおかしいし・・・」

こんな思いを含んだ視線が交錯し、更には
「盛り付け不平等だったらどうしよう・・・」
というつぶやきまで聞こえてくる。

なんだかぎこちない調理であっても、みな、食べるときは
目をむいて 「おいしい~」 という。しかしやはり遠慮が
あって、会話は今ひとつはずまない。
たとえば、

Aさん 「パスタ作るときって、どんなソースで作ることが
     多いですか?」

一同  「・・・シーン・・・(口火を切っていいものかどうか、探り
     合っている)」

私   「(ぎこちない笑顔で) あっ、うちは、トマトソースが
     多いですよ」

Aさん 「へ~」

私   「栗原はるみレシピで作ると、レンジでできるし簡単ですよ」

Bさん 「えっ、おなべ要らないの?材料は?」

私   「ホールトマトとニンニク、それにたまねぎだけですよ」

一同 「ふーん・・・」

そしてまた黙々と食べ続けるのである。

早食いの私はいつも真っ先に食べ終えてしまい、手持ち無沙汰な
思いをするので、ちょっと聞いてみた。

「前回習った料理、家で作りました?」

一同 「あっはっは!作ってない!」

そのときだけ、なぜか盛り上がった。
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by jiubao | 2008-03-01 14:12 | 雑記