大往生


愛犬ゴン太がとうとう死んでしまった。
大阪に住んでいる姉が、土日に帰省した時は元気を
取り戻していたが、姉が大阪に戻った翌朝には死んで
いたという。

姉がいる間は喜んでドッグフードを食べ(後ですべて吐いて
しまったらしいが)、本当に元気だったらしい。大阪に戻る
ときは、その姉の姿をじっと見ていたとか。おそらく、もう
二度と姉に会えないことが分かっていたのではないだろうか。


父と母は骸を車に乗せ、ごみ処理場へと向かった。
係員が骨は要るかと訊き、父は要らないと答えた。
母は骨を庭に埋め、上に樹でも植えたいと思っていたらしい
が、黙認したという。
ゴン太は他の多くの犬の死骸と一緒に燃やされ、処理された。

19年ほど生きたので、老衰であろう。
足腰が立たなくなり、食べ物も受け付けなくなった。最期に
大好きな姉に甘えて、いなくなってしまった。

まだ目も開かないころ、拾われてうちに来たゴン。
溝に落っこちたり暗いところと怖がったりと、間抜けで臆病
だったゴン。そんなゴンの首をかかえて、何度笑い、泣いた
ことか。ゴンは家族にたくさんの慰藉を与えてくれた。

私は、ゴンにいったい何をしてやれただろうかと思う。
いつか、あの世であったら、一緒にゆっくり散歩してやりたい。
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by jiubao | 2007-08-14 22:47 | 雑記