長寿犬


実家の犬は今年で19歳。
ずいぶん前から鼻が利かず、目も耳も悪くなっていた。
どうなるんだろうと不安に思っていたら、とうとう足腰が
立たなくなった様子。歩けないから垂れ流し 。

父が仕事を休んで動物病院に連れて行ったところ、
椎間板ヘルニアらしいとのこと。
もう惨憺たる状況の愛犬を見かねて、父は
「注射打って楽にさせてやっておくれ」と、きれいな言葉で
言えば尊厳死を頼んだらしい。

すると医者が怒った。
「あんた、これから行く道やで。自分がこんなになったとき、
娘さんにアッサリ注射打たれたらどうする」
父は言った。
「気ぃ使わんといて。あいつらやったらアッサリ打つで」

しかし医者は頑として断り続け、かわりに鎮痛剤だか
何だかの注射を一本打ったらしい。そのたった一本の
注射がなんと4000円以上。

もう歳だから治らないだろうし、だからといって殺すわけにも
いかないし。共働きだから、日中面倒見てやれないし。
垂れ流しの犬を抱えて両親は途方にくれている様子。

イヌも苦しいだろうし、両親も苦しい。これからどうなるのか。
残酷なようだが、日を置かずしてお迎えが来るのを願うばかり。
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by jiubao | 2007-08-06 16:12 | 雑記