モンブランとオレンジジュース


研究科棟のコピー室に行ったところ、新入生とおぼしき男女が
5人ほどいた。
私がのっそり入っていくと、「こんにちは~!」とフレッシュな挨拶。
「・・・こ、こんにちは」 とうろたえる私。

一人がコピーをとるのに、4人が付き添ってきているようだ。
わいわいと楽しそうに話している。
私は、コピーをとりながら聞くともなく彼らの話を聞いていた。
もっぱら食べものが話題にのぼっている。

「日本一美味しいモンブランが○越の地下にあるらしいよ~」
「○×のモンブランもおいしいよね~」
「ええ~!△□ちゃんったら、詳し~い!今度買ってきてよ!」
「じゃあ、今度の芋煮のデザートに買ってこようか?」
「いいね~」
「あ、私は黄色い栗のやつより、茶色いほうが好き~」

こういった類の話が延々と続く。
も、もうちょっと知的な話題にならないかなあ…と思ったとき、
私が新入生だった時のことを思い出した。

よく晴れた7月のある日、同級生から
「ねえ、久保ちゃん、きりりとなっちゃんと、どっちが美味しいと思う?」
と尋ねられ、当時の私は真剣に悩んだのだった。
その我々の姿は、周囲にいた院生&教官から大いにひんしゅくを買い、
研究室でくだらない話をするではないと、厳重注意を受けたのだった。

きりりとなっちゃんで悩めたあのころはよかった・・・。
と、コピー機の前で『馬王堆帛書』を片手にしばし昔を懐かしんだ。

ま、今はコンビニに行く度、リポビタンDとエスカップのどちらを買うか
で悩んでいるので、5年前と大差ないのだが。
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by jiubao | 2004-10-20 18:20 | 雑記