おじさん


娘と散歩していたら、住所不定無職っぽいおじさんが、
でかい木の枝を持ち、独り言を言いながら歩いていた。

私はおじさんに気づかぬふりをし、立ち去ろうとした。
が、娘はベビーカーの中から、まぶしそうな顔をして
おじさんを見つめている。
やばい、と思ったが手遅れ。

おじさんは娘に気づき、好意的な(というか好奇の)まなざし
を向けられていることに嬉しくなった様子。
私の斜め後ろに付き、
「 ぴっぴっぴっ ぽっぽっぽっ 」
と奇声を発して娘の歓心をかおうとする。
娘は口をあけておじさんを見つめている。

怖くなって早足で立ち去ろうとするが、そうするとおじさんも
スピードアップ。

周囲からは 「あ~、あの人つかまっちゃったのね。
気の毒に」 というような視線を向けられる。
見守るんじゃなくて助けてくれ。

最寄のスーパーに駆け込んだら、おじさんはついてこなくなった。
娘は残念だったかもしれないが、私はホッと一安心。

久しぶりに嫌な汗をかいた。
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by jiubao | 2006-08-17 10:46 | 育児