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ほんものの陣痛?


深夜2時頃から規則的な張りと痛みがはじまった。
おしるしもあったし、ついに始まったか!と思い、痛みが10分
間隔になった午前8時半に病院に電話。9時に病院到着。

外来で医師の診察を受けたところ、子宮口は2㎝開いている
とのこと。その後NSTというお腹の張りと胎児の心音を測定する
機械をつけられ、陣痛の間隔をはかる。

一定の痛みが10分間隔できていることが確認されたので、すぐ
入院となった。飛び上がるほど嬉しい。

大部屋が満室なので、個室に通される。
個室は携帯電話使用OKなので、そこから父母や姉に連絡。
病院で昼食をとり、陣痛の間隔が短くなる前にとシャワーも浴びた。
その間、私は「やっと産める!」とかなり浮かれていた。

だが、あろうことかここまできて陣痛が遠のいていくのである。
午後にまたNSTで測定したところ、痛みは既に10分間隔では
なくなっていた。
焦る私を前に、「前駆陣痛だったみたいですね~」 と看護師さん。

しばらくして、担当医師が来た。
「どうしますか?帰宅してもいいですよ」
恥じ入る私。
しかし、少量の出血が継続してあるので不安だから朝まで様子を
見て帰りたいと主張したところ、とりあえず空いた大部屋のベッドに
移動して一晩様子を見ることになった。

急いで入院グッズを持ってきたにもかかわらず、すぐに退院かも
しれないと聞いた夫はガックリしている。病院の夕食をモリモリ
食べる私を見ながら 「この入院グッズ、結構重かったよ…」 と夫。
申し訳ないが、自分ではどうしようもないのである。

だが、その晩2時頃、ホンモノの陣痛がやってきた!