リバーサイド


自宅周辺には、全くと言っていいほど飲食店が無い。
しょぼくれたラーメン屋が一件あるだけ。その名もリバーサイド。

散歩中、幾度も目にしていたが、あまりにしょぼくれた外観のため、
入る気が起きなかった。だが昨日の午後、なんとなく興味を
そそられ、入ってみることに。

店内はカウンター席のみ。こう言っちゃなんだが薄汚い。
客は、日雇い労働者のような風体をしたオジサンが二人と、
大仏パーマのとれかけたオバチャンが一人。
席に着き、550円のラーメンを注文して様子を窺う。

オジサン方は餃子か何かをつつきながら、ビンのチューハイを
コップに注いで飲んでいる。大仏パーマは定食を前に、保険に
ついて店員のオバチャンと熱く語り合っている。
「やっぱりなんだかんだいって、掛け捨てでも共済が安くていい
わよ!月々2千円よ!」 なんて大声で喋っている。

目の前では、おじさんが一人ラーメンを作っている。素人目にも
手際の悪いのが分かる。
ラーメンを出され、食べてみる。醤油味だが、どういうわけか
鰹だしの味が濃厚だ。厨房の棚を見ると、かつおだし(粉末)の
でっかい缶が置かれていた。ああ、あの味か・・・とちょっと複雑な
気持ちになる。

ラーメン自体はおいしくもなければまずくもない味で、なんとも
表現しがたかった。やる気のない味、という形容がピッタリする
感じだ。

店を出るときも、他の客は相変わらずチューハイを飲み、保険か
何かの話をしていた。

休日のけだるい午後に相応しい店だった。
また行きたいとは思わないが。
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by jiubao | 2005-10-30 15:26 | 雑記