かいよぴーん


上海から仙台に戻り、それから故郷に帰っていた。
今日、故郷から仙台に戻った。

故郷では、嫁入り前ということで、父母と幼い頃の思い出話をしては
しみじみしていた。
その思い出話の中で最も印象的だったのが、「かいよぴーん」 である。

「かいよぴーん」 とは、久保家では 「高い高い」 を指す。
幼い頃、父が私を高々と抱き上げてはこう言った。 「かいよぴーん!」 
私はその遊びが大好きで、 「お父ちゃん、かいよぴーんして!」と
よくねだったものだった。

先日父と一緒に犬の散歩をしていてふと思い出し、「かいよぴーん」
の意味をたずねたところ、
「おまえ、知らなんだんか。トンビは“かいよぴーん”っちゅうて鳴く
んやぞ」
との返事。あれほど頻繁に「かいよぴーん」をして貰っておきながら、
意味を全く知らなかった。トンビの鳴き声だったとは。
二十数年目にして初めて知った。

私にもし子どもができたら、「かいよぴーん」をしてやろうと思う。
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by jiubao | 2004-09-13 22:51 | 雑記