昼下がりの・・・


先日、久しぶりに一人で外食した。
地下のイタリアンレストランに入り、注文を待っていると、
隣のテーブルに25歳前後とおぼしき女性が座った。
ぽっちゃりしていてかわいらしい感じだ。

その女性、携帯電話をかけ始めた。
「あのね、今○○にいるんだけど~。え?だれもいないって!」
どうやら友達が後から来るらしい。
どういうわけか、女性は何度も 「え?誰もいないって!」 を
連呼している。

私は大して気にもせず、ランチセットのサラダが来たのでそれを
頬ばっていた。

しばらくして、隣の女性の向かいに50代とおぼしき男性が座った。
その男性、何度もキョロキョロと店内を見渡している。
そのたびに女性が 「誰もいないって言ってるでしょ!」 とたしなめる。

そこで気づいた。
さっき、誰もいないと女性が繰り返していたのは、この女性と男性の
共通の知り合いがこのレストランにいないということを伝えていた
のだ、と。
この二人は周囲の目を憚って会っている、つまりこの二人、不倫
しているのだ!

俄然私の耳はダンボの如くふくらみ、やっときたパスタを食べつつも
全神経は隣のテーブルに向けられた。

女性 「私、イチゴ狩りに行きたいな~」
男性 「イチゴ狩りなんて、疲れるだけだよ~」
女性 「え~、行ったことあるの~?」

語尾をややのばしながらの会話。

男性が、イチゴ狩りでの失敗談をしたところ、
「いや~、ひょっとしてバカ~?」
と甘えた声で叫ぶ女性。
その声に男性はギョッとした表情で腰を浮かせ、周囲をキョロキョロと
見渡している。
そんな彼に、女性は 「だから、誰もいないって!」 と定番の台詞。

こんなやりとりが2・3度繰り返された頃に、私はパスタもセットの
デザートも食べ終わった。

会計をすませ、外に出てなぜか
東京ってすごいわあ~
と思った。
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by jiubao | 2005-03-19 21:07 | 雑記